【記事内容】カーコーティングを検討されている方に向けて、お値段・性能的におすすめしたいコーティングについてご紹介。
こんにちは。筆者のマニカです。
先日、知人からディーラーでカーコーティングを勧められたけど効果ってどんなもんか知ってる?って聞かれました。
私自身、愛車にカーコーティングをしているのでおすすめしようと思ったのですが、その知人がディーラーから勧められたコーティング(施工代含む)のお値段を聞いてびっくりしました。
『22万円!』 た、高っ!!
ディーラーさん、いくら何でもそれは足元見すぎでしょ!って事で、今回は正しい知識を付ける意味でも、値段的にも商品的にもおすすめしたいカーコーティングをご紹介したいと思います。
ちなみに、その知人にはディーラーのカーコーティングではなく別のモノを勧めました。
施工メーカーに頼む?自分でやる?
そもそもコーティングするにあたって、コーティング専門メーカーやカーディーラーなどの施工メーカーにお願いするか、自分で施工するか、どっちが良いかを比較してみます。
結論を先にいうと、私的には『施工メーカーにお願いする』ことをオススメします。
理由はコーティング自体もそうですが、それ以外のコーティング施工前後の処理にかかる時間やコストを考えると施工メーカーにお願いした方がコスパ的に良いと考えるからです。
コーティング剤自体はオートバックスやイエローハットなどのカーショップや、アマゾンや楽天などのネットショップでたくさん売られていますので、自分で施工は簡単に出来るかと思います。
しかし、ここで注意したい事が2点あります。
注意点①:施工前に車に付着した汚れをしっかり落とす技術が必要
施工前の車は例え新車でもキレイに見えていても塗装表面は汚れています。『汚れ』とは鉄粉系、砂埃、雨水に含まれるミネラル、油ヨゴレなどの事です。
こういう汚れが塗装表面に付着したままでコーティング施工してしまうと、せっかくコーティングしても本当の効果が発揮できませんし、効果の持続期間も短くなってしまいます。
施工メーカーはそういったコーティング施工前の汚れを落とす洗車技術や知識、その為の洗車道具が揃っているので安心できます。
(※もちろん施工メーカーの中でもレベル差があると思うので、施工を依頼する際は事前に確認は必要ですが、、、)
自分でコーティング処理する場合でも事前に洗車するかと思いますが、上記の汚れ全般を除去しようと思ったら、それなりの前処理作業が必要になり、また、その為の道具や材料をある程度揃える必要があるかと思います。
注意点②:コーティング施工後のクリーンなブース環境が必要
コーティング施工後、コーティングの膜をしっかり形成させる為の保持期間が必要です(保持する事で、化学反応が進んで柔らかい膜から強固な膜に変化していきます)。
コーティングの膜が形成される保持期間は膜自体がまだ不安定な状態なので、ホコリやチリなどが混ざってしまうと性能面で良くありません。
ですので、この保持期間中に屋外で車を放置するのはおススメできません。ガレージなどの屋内で密閉できるブースなど、よりクリーンな環境で保持する事が理想となります。
そういう意味でクリーンなブース環境がある施工メーカーがオススメです。
施工メーカーはどこがおススメか?
冒頭でディーラーのコーティング料金は高すぎる!といいましたが、私が社会人になって初めて車を購入した時は実はディーラーでコーティングを施工してもらいました。
7~8年前の話ですが、当時はガラスコーティングでも5万円程度でやってくれました。
当時と比べてコーティングの性能が良くなって技術料が上がったとは思いますが、それでも『22万円』はやりすぎでしょ!笑
そこで、各自動車メーカーのディーラーで提供しているコーティング商品と大手のコーティング専門メーカーや地元のおすすめコーティングメーカーが提供している商品を比較してみました。
結論を先にいうと、
どこにお願いしても自分でやるよりはイイ感じに仕上げてくれるかと思いますが、コスパなど含めトータルで考えると、専門メーカーの『キーパーラボ』をおススメします(※但し、ガソスタなどではなくコーティングに特化した専門店)。
+αでお金はかかりますが、より高品質を求める方はクォーツガラスコーティングやDクリスタルコートを施工してくれる専門メーカーをおススメします。
ちなみに、コーティングの種類はポリマー系、ガラス系の大きくわけて2種類ありますが、ガラス系がおすすめです。
理由は耐久性がガラスの方が良いからです。但し、撥水性や親水性などの機能を与えてより性能アップさせたい場合はガラス系コーティングの上に機能性のあるポリマー系のコーティングをする『複層コーティング』がおすすめです。
それでは、各社比較していきたいと思います。
予備知識 (塗装の厚さに関して)
各社のコーティングを比較する前に、予備知識として車の塗装について調査しました。
そもそも塗装の膜ってどの程度の厚みがあるの?ですが、一般的な車であれば約0.1mm (100μm)です。
イメージがわきづらいですが、人の髪の毛の太さがおおよそ0.1mmという事で、このくらいをイメージしてもらえればと思います。想像以上に薄いですよね。
車の塗装について調査している中でわかりやすい写真があったので下記します。
BASFというドイツの大手化学メーカーで、自動車メーカーの塗料も製造しているようなのですが、そこのホームページに自動車塗装の膜の断面写真が掲載されていました。
塗装は全4層から構成されていて、それらの層を足し合わせると約0.1㎜ (100μm)となります。
塗装の膜の厚さが分かった所で、これに対してコーティングの厚さがどの程度かも考えながら見ていきたいと思います。
(1) キーパーラボ (KeePer LABO)
メニューの中にコーティングは何種類かありますが、私的おススメはガラス系コーティングです。
料金を抑えたい方は『クリスタルキーパー』か『ダイヤモンドキーパー』、がっつりコーティングしたい方は『Wダイヤモンドキーパー』をおすすめします。
ちなみに私は自分の車にダイヤモンドキーパーを施工してもらいました。
効果は3年間有効ですが、月1程度の手洗い洗車は定期的にしていますが、その際の汚れが落ちやすく助かっています。もちろん、洗車後の塗装面はキレイな状態に復活!これも嬉しい!
キーパーラボは公式ホームページに商品の詳細説明を記載していますので、そちらをご参照頂ければと思います。コーティングの厚みはダイヤモンドキーパーで約1μmとの事です。
塗装の厚みが0.1㎜(100μm)なので、コーティングの厚みは塗装全体の約1%に相当します。
これが厚いか薄いかは他社と比較してみないと何とも言えないのですが、他のメーカー(特にディーラー系)はコーティングの厚みをホームページで公表している所が少ないです。
逆にいうと、しっかり数値を公表している方が私的には安心なので、そういう意味でもキーパーラボは信頼できるのでは?と思っています。
但し、キーパーラボはガソスタなどと提携して?施工してくる所がありますが、私的にはキーパーラボの専門店を強くおススメします。
理由は上述しましたが、店員さんの知識・技術や、使用する道具・ブースといったお店の環境が専門店の方が良いからです。
(2) 専門メーカー (地元業者編)
上述したキーパーラボもコーティング専門メーカーですが、ここではより範囲を絞って、街のコーティング屋さんをご紹介したいと思います。
私が住んでいる三重県には『X21』という車好きならご存じの方が多いと思うコーティング屋さんがあります(X21さんのホームページはこちら)。ここのお店が取り扱っている商品をご紹介したいと思います。
商品は2つあって、『クォーツガラスコーティング』と『Dクリスタルコート』。
お値段は軽自動車でも85,000円~と決して安くはありませんが、同社のページをみると商品は魅力的です。
Dクリスタルコートは厚みが5~10μmあるという事で、これはキーパーラボのクリスタルコーティングの約10倍の厚み! しかも塗装の厚みの約5~10%を占めるので、『艶』だけでなく塗装膜を覆って『保護』する機能も期待できそうです。
キーパーラボよりも更なる性能を求める方はこちらがおすすめではないでしょうか? 私もいつかお金に余裕がでてくれば?ここに施工をお願いしたいです!
クォーツガラスコーティングはJQC(ジャパンクォーツクラブ)に加盟していコーティング屋さんで施工してくるそうです。全国の加盟店の詳細はこちら。
Dクリスタルコートはメーカーのホームページにて取り扱い店を検索できるので興味のある方は参考にしてみて下さい。
(3) 自動車メーカーのディーラー
各自動車メーカーが提供していますが、その種類や値段はピンキリで、かつ、トヨタやホンダなどはディーラーによっても値段が異なるようです。
各社のコーティングについてはメーカー又はディーラーのホームぺージに記載しておりますので下記のリンクをご参照下さい。
・トヨタのコーティング
・日産のコーティング
・ホンダのコーティング
・マツダのコーティング
・スバルのコーティング
トヨタとホンダはガラス系2層+ポリマー系1層の計3層の複層コーティングがありますが、お値段も10~25万円とかなり高いです!
ちなみに私の友人が勧められたのも上記の商品、、、、。お値段22万円。。。(友人の車のサイズが決して大きいわけではなく、5ナンバーサイズのフリードやシエンタほどの大きさです。)
出典:Honda Cars 大阪のホームページ
ディーラーで施工する場合は事前にどういうコーティングで、施工後はメンテナンスはどうすれば良いかをしっかり確認・調査しましょう。
その際、ディーラーの営業さんよりも整備士さんに聞いた方がベター。詳細をきちんと説明してくれない所は止めた方が無難です!
説明を聞いた上で、今回ご紹介した専門メーカー(キーパーラボなど)よりも安心できる材料があるのであれば、ディーラーに施工をお願いしても良いのではないでしょうか?
まとめ
今回はカーコーティングを検討されている方に向けて、お値段・性能的におすすめしたいコーティングについてご紹介しました。
どうでしょうか? 新車を購入される際は車自体の値段が高いので、コーティングがうん十万円でもついつい『ま、いっか』ってなってしまう方もいるのではないでしょうか?しかし、あなたの検討次第で良いモノをもっと適正な価格で選択する事ができます!
予備知識をつける意味でもぜひ事前調査する事をおススメします!
大手3キャリアのスマホの料金設定などもそうですが、知らない人からはサービス料含めてお金を頂いちゃおう!的な考えで高い料金設定がされている気がして、いかがなものかと思います。
(余談ですが、うちは私が格安simの楽天モバイルを、妻がOCNモバイルを使っています!)。
ちょっと脱線しましたが、皆さんのカーライフが少しでもハッピーなモノになりますように!!
今日はここまで。最後まで閲覧して頂きましてありがとうございました。それでは~。
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