外国で出願されている国際特許を調査してみる(EU編)

外国で出願されている国際特許を調査してみる(EU編)

【記事内容】EUで出願されている特許を検索する方法をご紹介

 

 こんにちは。筆者のma2ka(マニカ)です。

 前回の記事では、アメリカの特許を調べる方法を説明しましたが、今回はEUの特許を調べる方法をご説明したいと思います。

 



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調査に使用する検索システム

 今回の特許調査に使用する検索システムは、

ずばり、Espacenet (エスパスネット)』です

これは欧州特許庁及び欧州特許条約加盟国の特許庁が提供するサービスになりますが、もちろん今回も無料検索でが可能す。

Espacenetの検索ページ

 Espacenetの良い所は、ホームページが日本語で表記される所です(USPTOと違って良心的♪)。

下の図にあるように、『検索』メニューで『高度の検索』を選択します。

もちろん『SmartSearch』でも検索可能ですが、キーワードや出願人など、いろいろ絞りたい時は『高度の検索』をお勧めします。

 

『自動運転』の国際特許を調査

 今回も、前回の米国の特許調査に引き続き『自動運転で』を調べてみたいと思います。『名称でのキーワード』の欄に、『Self-driving』と入力して検索開始!そうすると、、、992件がヒットしました。

 

 冒頭の何件かは日本のホンダの特許が出てきましたが、その他にはUberやHUAWEY、QUALCOMなどなど、自動車以外のメーカーも多いです。

 ちなみに、欧州といえば『モータースポーツ』が人気!って事でマクラーレン(McLaren)フェラーリ(Ferrari)などの大手モータースポーツメーカーや老舗のモータースポーツメーカーなどなど、こういったメーカーのF1の特許を調査しようと思ったのですが、検索結果として出てきませんでした。orz、、、、。

 

 米国の特許調査と同様に、検索のノウハウを知らないだけなのか、はたまた、そもそもF1としての特許を出していないのかは分かりませんが、この辺は暇をみつけて調査していきたいと思います。

 

『ゾゾスーツ』の国際特許を調査

 話は変わりますが、日本のJ-Platpatで『ゾゾスーツ』を調査しましたが、今回もEU圏にゾゾスーツが出願されているかどうかを調査してみました。

 

 その結果、、、、ありました! 

検索方法は、『高度の検索』の『出願人』の欄に『Start Today or ZOZO』と入力した所、10件ヒット

 

一番上位にきた特許の名称をみると、『SIZE MEASUREMENT DEVICE AND SIZE MEASUREMENT SYSTEM』とあるので、こいつで間違いなさそうです。

※ちなみに、ゾゾスーツは出願番号がWOから始まっているので国際特許出願されているようです。出願番号がWOで始まる特許はPCT(Patent Cooperation Tredy)出願と言われ、PCT加盟国である全ての国の中から選択してまとめて出願する事ができる便利な制度です。

 

まとめ

 という事で、今回はEUで出願されている特許の検索方法についてまとめてみました。が、しかしモータースポーツの特許検索は不発に終わってしまい、かなり不完全燃焼な感じがいなめません、、、。

 

 もう少し検索方法の修行をして、モータースポーツの技術ネタに関して調査できるように頑張ります。モータースポーツ関連の特許・意匠(特に海外)について色々調査できるようになったら、記事で情報発信していきたいと思います。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

今日はここまで。それでは~。

 

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