金融と経済の話② ~金融資産運用~

金融と経済の話② ~金融資産運用~

こんにちは。筆者のma2ka(マニカ)です。

今回は景気動向指数やら、CIDIやら、マネーストックなどについて備忘録がてらお勉強してきたいと思います。



スポンサーリンク

景気動向指数について

『景気動向指数』とは、景気の状況を総合的にみるために景気に対して敏感に動く29の指標を統合して算出した指数の事で、内閣府毎月発表しています。

 

指数には大きくわけて3種類あり、景気に対して先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数があります。

 

景気動向指数には、CI(コンポジット・インデックス)DI(ディフュージョン・インデックス)の2種類があります。

これまではDIが中心でしたが、平成20年4月よりCIを中心に発表されるようになりました。それでは、CIDIの詳細について下記します。

 

CIとDIについて

CI』とは、景気変動のテンポや大きさを把握するための指標です。前述の一致指数が上昇しているときが景気の拡張局面。

反対に一致指数が低下しているときが景気の後退局面。

ちなみにCIは数値で示され、かつ、グラフで表せられるので数学的に経済の動きを数式で近似できるじゃね?って一瞬思いましたが、そんなに甘くないですよね・笑。

 

『DI』とは、景気の各経済部門への波及度合いを表すための指標です。一致指数が50%を上回っているときが、景気の拡張局面。反対に下回っているときが後退局面。

 

日銀短観について

日銀短観』とは、正式名称は全国企業短期経済観測調査で、日本銀行が年4回、上場企業や中小企業に対して現状と3カ月後の景気動向に関して調査を行い、それを集計したものらしいです。

 

業績判断DI = 業績が『良い』と答えた企業の割合 ー 『悪い』と答えた企業の割合

 

ってことで、こうやって書くとDIってめっちゃシンプル笑。

この日銀短観の調査内容は時間ある時に確認してみたいと思いますが、個人的には、PDCAをまわしている中でのCheckとActをやっているように見えます。

4半期ごとの評価とその先3か月後の展望を見据えてどうするか?のいい棚卸に使えるのでは?とまるで自分が中小企業の社長になった気分で言っていますが。

 

マネーストックについて

マネーストック』とは、前述の先行指数の一つで、個人や法人(金融機関以外)、地方公共団体などが保有する通貨の総量をいいます。

ちなみに、国や金融機関が保有する通貨は含まないとの事。日本銀行が毎月発表しています。

 



スポンサーリンク

物価指数について

物価指数』とは、ある分野についての総合的な物価水準を指数によって表したものをいいます。

物価指数には、企業物価指数と消費者物価指数があります。

 

企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格変動を表す指数です。日本銀行が毎月発表しており、原油価格や為替相場の変動を受けるため、消費者物価指数よりも変動が激しいのが特徴のようです。

 

消費者物価指数は、全国の一般消費者が購入する商品やサービスの価格変動を表す指数です。こちらは日銀ではなく、総務省が毎月発表してます。

 

まとめ

という訳で今回は景気動向指数などについてご紹介させて頂きました。

次回は金融市場について勉強していきたいと思います。

 

今日はここまで。それでは~。

 

【参考文献】
・滝澤みなみ (2017), みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2017-2018年 (みんなが欲しかった! シリーズ), TAC出版

FP資格カテゴリの最新記事